毎年、クリスマスシーズンには真っ赤なポインセチアが街を彩ります。リビングに鉢植えを飾る方も多いのではないでしょうか。
その美しいポインセチアも、2月の終わり〜3月にはすっかり葉っぱを落とします。それ、どうしてますか?
2020年の暮れに購入した、ちょっと小さめのポインセチア
2月には葉っぱが落ちて、ベランダの隅に置き、たま〜に思い出したように水をやる。地方に住んでいた頃はその内にフェードアウトさせてましたが、東京ではどうしたものかと思いつつ。
ところが・・・
夏を通してずっと生き生きとした葉っぱをつけているではありませんか。
どうしよう、こんな元気にしてるのに処分するのはしのびない・・・
8月ごろ、どうしたら葉っぱを赤くできるのかググってみると、「短日処理」という聞いたことのない単語が。
なんか大変そう・・・無理無理!
そのまま放置する内に10月に。でも葉っぱは相変わらずシャキッとしてる! そんなポインセチアに愛着がわいたせいか、
突然ふと、やってみよう!というインスピレーションが。
そう、「短日処理」!
ポインセチアを赤くする — 短日処理
ポインセチアというのは、真ん中にある粒の部分が花だそうで、花芽ができると、虫を誘うべく葉っぱが色づくのだそうです。
でも、日に当たる時間を短くしてやらないと、花を咲かせる準備を始めることがなく、葉っぱも赤くならない。
というわけで、赤くするには、1日に12時間以上、日が当たらない時間を作る必要があります。
クリスマスシーズンに間に合わせるには9月に始めるのが最適とありましたが、私がこの「短日処理」を始めたのは10月半ば(かなりの出遅れ💦)
スーパーで段ボール箱をもらってきて、すっぽりかぶるように、箱の背を高めにしてやり、夕方5-6時に箱をかぶせ、朝7-8時に箱を外す。それだけです。水は週に一回ほど。

箱をかぶせ忘れたり、かぶせる時間が遅くなることもあれば、箱を外すのを忘れることも・・・
時間がずれても、とにかく1日14時間程度、真っ暗にしてあげる、これを基本としました。
少しずつ赤みを帯びてくると愛着が湧き、けっこう気にかけるように。
箱をかぶせるのや外すのをすっかり忘れることもあり、私の作業はせいぜい80%の出来でしたが、それでも嬉しいことにクリスマス前には綺麗な赤い葉っぱになってくれました。
(日に当てる時間には、出来るだけよく日の当たる場所におきましたが、それが助けになったのか、関係なかったのかは不明)

真っ赤になった美しいポインセチアをお披露目するというのはかなり達成感が味わえるのでお薦めです!

今年は、3月初めに赤い葉っぱがほぼ落ちたところで剪定もしてみました。4月終わりには少し大きめの鉢に植替えすべく、カレンダーに書き入れてます。
12月には、去年より大きくもっこり育ち、真っ赤になったポインセチアの写真を上げられますように!
