Silver Lining
60代を元気に生きる
学び

見切り発車

「ま、なんとかなるさ」といういい加減さおおらかさを少なからず持ち合わせている私ではありますが、こと「発信」となるとすごく構えます。気軽にインスタやTwitterに投稿する若い世代とは大違い。ブログはおろか、どんな形の発信も避けて通るタイプ。

でも厄介なことに、なんかやってみたいなあ、という思いが芽生え・・・

どのぐらい読んでもらえるか、とか、どう思われるか、といったことは取りあえず置いておいて、まあ始めてみよう、という結論に至ったのが数ヶ月前のこと・・・私が亡き後、子どもたちの思い出になるかもしれないし、たまたま訪れてちらっと読んでくださった人が1ミリでも楽しんでくれたら、それはそれで嬉しいし・・・ぐらいの感じで。

でも、ブログのやり方についてあれこれ読むと、テーマや対象を絞ることとか、決めておいた方がいい要素が色々あります。それがなかなか定まらず、なんとなくぼんやりとしているし、やっぱり、どうしようかなあと迷い始めました。

そんな頃に読んだのが、この本

「人生は見切り発車でうまくいく」

「人生は見切り発車でうまくいく」(著者:奥田浩美) 随分前に買って本棚で眠ったままになっていたのですが、ふと手に取って読んでみると、背中を押された気持ちでした。「完ぺき」の追求はやめて、まず行動しよう!と。
人生は見切り発車でうまくいく 完成度30%で結果を出す!スピード仕事術 [ 奥田浩美 ]

「完ぺき」を求めていたわけではないですが、ブログとかについて過度に慎重になってしまいがちな私にとって、著者が端的な表現で、とにかく行動! 一歩踏み出すこと!を励ましてくれているのは新鮮でした。

いくつか心に響いたキーワードをご紹介します。

「悩む時間」より「検証する時間」が大切

進むべき方向が分からないときは、飛び込んでみる

何かしら試しながら自分の気持ちを探るという方法もあります。

ブログに限ったことではないですが、自分の「comfort zone(居心地の良い領域)」から踏み出るようなことをする時には、やっぱり最初の一歩が大変だし、怖いので、何かと、やらずに済ます言い訳を探しがちです。(私の場合)   なので、「まだ方向性が明確になっていない」とか「もうちょっと計画を練ってからにしないと」と考えたりするうちに、そのままお蔵入りになることがしばしば。

もちろん、本当にそれが大切な場合もありますが、やっぱり、一歩踏み出してみないとわからないこと、一歩踏み出してみて初めて見えてくること、ってありますよね。その時に、それが自分のしたいこと、進みたい方向とは違っていた、と分かるなら、修正することもできるし、場合によっては辞めることもできます。それは「失敗」というよりも、自分に取ってうまくいかないことの「発見」となるのでしょう。

失敗するから、自信が生まれる

「成功」は試行錯誤する人にだけ訪れる

何をもって「成功」とするかは別として、やっぱり人生は試行錯誤ですね。長年生きてきて、心からそう思います。

そして、何も「試行」せずに、ただ安全志向でいるよりは、「錯誤」しながらもチャレンジした方が楽しい人生かと。

ちょっとだけ動けそうなときに、ちょっとだけ動く

この「ちょっとだけ」というのも大切ですね。大きく動ける時を待っていると、その時はなかなか訪れないけれど、ちょっとだけなら、もっと頻繁に機会が巡ってくるものです。「まとまった時間」は難しくても、「ちょっとした時間」なら取れますから。

人にどう思われるかを気にする

試行錯誤をする上で、私にとってよく足かせになるのが、「人にどう思われるか」を気にし過ぎることです。

でも人生を振り返って、そういう思いを吹っ切って一歩踏み出してやったことは、結果がどうであれ、意味があったなと感じます。

誰かが「幻の人の評価」という言葉を使っているのを聞いたことがありますが、実際のところ、自分が思うほど、誰もそんなに見てないし、気にもしてない、なので、「幻」に過ぎない場合が多いのかもしれません。そんな幻を気にするよりも「心の声」に耳を傾けたほうがいいかな、って思います。

まあ、ブログで「誰も見てない」っていうのも困りものかもしれませんが、Word Pressでやっていると、まさしく孤島感を感じるので、あるあるです。でもま、最初はそんなものでしょう。(最初だけとも限らないですが💦)

何にしても試行錯誤を繰り返しながら、自分にできるペースで進めていきたいと思います。